タトゥーがあっても脱毛できる?【施術のリスクやお手入れ方法も紹介】
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プールや温泉などではタトゥーが入っていると、たとえワンポイントでも入場できないですよね。では、脱毛サロンや医療脱毛クリニックではどうなのでしょうか。今回は、タトゥーがあっても脱毛に通えるのか、また、お手入れはできるのかについて解説していきます
タトゥーがあっても脱毛可能!?タトゥー部分の脱毛法

ファッションでタトゥーを入れる人が増えてきていますが、脱毛サロンやクリニックではタトゥーがあってもお手入れしてもらえるのでしょうか。プールや温泉、フィットネスクラブなど、タトゥーが入っていると入場を断られる場合があるため気になりますよね。
実は、脱毛サロンやクリニックはタトゥーが入っていることで利用を断られることはないのですが、タトゥー部分の脱毛は断られることがあるんです!そこで今回は、どんな理由でタトゥー部分のお手入れを断られるのか、タトゥーと脱毛の関係性について詳しく解説していきます。
なぜ断られるのかとあわせて、どうしても脱毛したい場合はどんな手段があるのかもご紹介していますのでぜひ最後までご覧ください!
脱毛サロンやクリニックではタトゥー部分の脱毛はNG

脱毛サロンやクリニックでは、まれにタトゥー不可の店舗もありますが、基本的にはタトゥーが入っている方も利用できることがほとんどです。しかし、タトゥーがある部分のお手入れは不可となっているため、注意しなくてはいけません。
ワンポイントタトゥーであり、希望するお手入れ部分にはタトゥーが入っていないなどの条件を満たしていればサロンやクリニックに通うことが可能です。
豆知識!ムダ毛はタトゥーのインク部分より下の皮下組織から生えてくる!

ちなみに、タトゥーが入っているところには毛は生えてこないのでは?と、思いがちですが違います。タトゥーのインクが入る部分は、3層に分かれている皮膚の表皮・真皮・皮下組織のうちの真皮の部分です。一方、毛根は真皮のさらに奥にある皮下組織にあり、そこから毛が生えます。
つまり、タトゥーを彫ることによって皮下組織にある発毛組織が破壊されるわけではないので、毛が生える可能性は十分にあるというわけです。
光やレーザーをタトゥー部分に照射できないわけ

サロンやクリニックでは、タトゥー部分に光やレーザーを照射することをしません。いったいなぜ照射できないのか、詳しく解説していきます。
タトゥー部分は火傷をする危険性が高い

サロンやクリニックのケアでは、光やレーザーを使います。マシンから出る光やレーザーは、メラニン色素に反応して熱を発する仕組みになっており、マシンがタトゥーをメラニン色素と認識した場合、肌にダメージを与える恐れがあるのです。光やレーザーの温度は、光脱毛で60〜70℃・レーザー脱毛で200℃以上にも達します。
そのため、もしマシンが誤ってタトゥーをメラニン色素と認識すると、火傷を引き起こす可能性が出てくるのです。また、タトゥー部分に照射を当てると色素沈着の可能性も出てきます。もし、いつの日かタトゥーを消そうとする日が来た場合、色素沈着を起こした部分はタトゥーが消えにくいなど、リスクが生じることがあるので注意が必要です。
タトゥーが変色したり変異する可能性も

ほかにも、タトゥーが変色したり、変質したりする可能性も心配されています。例を挙げると、火傷などのトラブルによりタトゥー部分にかさぶたができれば、かさぶたと一緒にインクの色素が落ちる可能性があります。
火傷をしなかったとしても、高熱によるケアで変色したり変質する場合があり、タトゥーのデザインに何らかの影響を及ぼしてしまうことも考えられます。
タトゥー部分を脱毛する2つの方法
光やレーザーによる脱毛は、タトゥー部分には不向きとされますが、タトゥーがあっても脱毛をする方法はあります。ここでは、タトゥー部分の上からでもできる2つのお手入れ方法をご紹介します。
ブラジリアンワックスでツルツルに!

ブラジリアンワックスとは、脱毛したい場所にワックスを塗ってワックスと一緒に毛を剥がし取るというものです。一瞬でツルツルに仕上げることができ、古い角質も取り除くことができる効率的な方法です。しかし、永久脱毛ではないため2〜3週間すると再び毛は生えてきます。
そのため、定期的にワックスをする必要があるのが難点と言えます。多少の痛みを伴うので、痛みに弱い方は気をつけてほしいお手入れ方法です。また、ワックスには2種類あります。ストリップワックスというソフトワックスとハードワックスです。これらは、お手入れ箇所や肌の状態にあわせて使い分けます。
ブラジリアンワックス脱毛で得られるメリット
・一気に脱毛することができる
・脱毛時間が短くて済む
・1回で広い範囲の脱毛ができる
・毛根から毛を抜くことができる
・再び毛が生えるまで約2〜3週間は綺麗な状態が保てる
・古い角質も一緒に除去できる
・粘膜に近い部分にも使える
知っておきたいブラジリアンワックスのデメリット
・永久脱毛ではない
・ワックスを絡ませるためにはムダ毛の長さが約1cm以上は必要
・肌へのダメージがある
・埋没毛になるリスクがある
ブラジリアンワックスのお手入れ方法は、粘着力の強いシールを剥がすようなイメージです。脱毛直後は、肌が赤みを帯び、ヒリヒリと痛痒くなってしまうこともあるかもしれません。場合によっては火照ってしまい、熱を帯びるケースも考えられます。そのため、ブラジリアンワックスでお手入れした後は、しっかりとしたケアが必要です。
日焼けはもちろんNG、高温での入浴は避け、体はゴシゴシと洗わず泡で優しく洗うなど、肌の負担になることは極力避けて、しっかり保湿し肌を休ませてください。
一つずつ丁寧に破壊!ニードル脱毛

タトゥーがあってもできるお手入れ法は、ニードル脱毛です。ニードル脱毛は、ひとつひとつの毛穴に針を刺して毛包を破壊します。レーザー脱毛が誕生する前は、永久脱毛と言えばニードル脱毛が主流でした。毛穴に刺しこんだニードルに電流を流して毛包を破壊する方法です。
毛乳頭とバルジ領域に同時にダメージを与えることができ、1回の施術で確実に脱毛できることが特徴となっています。
ニードル脱毛をするタトゥー部分のメリット
・効率よく永久脱毛を目指すことができる
・細かいタトゥーのデザインを壊す可能性が低い
・白髪やほくろにも効果を発揮する
・メラニン色素に反応する機器を使わないので、日焼け肌や広範囲のタトゥーでも施術できる
チェック必須!ニードル脱毛のデメリット
・痛みが強い
・施術料金がかなり高い
・ひとつひとつ毛穴にアプローチするのでかなり時間がかかる
・一時的にムダ毛を伸ばさなくてはならない
・肌トラブルを引き起こす可能性が高い
・ニードルによる火傷の危険性が考えられる
ニードル脱毛は、タトゥー部分の脱毛をする際に適した方法ですが、施術時間・料金・怪我のリスク・痛みの強さなどを考慮するとなかなか厳しい施術法とも言えます。検討の際はじっくりと考える必要がありそうです。
小さいタトゥーならニードルとレーザーの併用も可

小さいワンポイントタトゥーなら、ニードル脱毛とレーザー脱毛を併用することもおすすめです。タトゥーに重なる部分だけをニードル脱毛にして、そのほかの部分を光かレーザーで脱毛する方法になります。この方法なら、予算も低く抑えられて痛みや怪我のリスクも軽減されるでしょう。
サロンやクリニックのスタッフとよく相談してうまくケアできる方法を探してくださいね。
まとめ
タトゥーに関する脱毛についてご紹介しました。残念ながら光脱毛やレーザー脱毛はタトゥー部分のお手入れには適していませんが、どうしても脱毛したい方はブラジリアンワックスやニードル脱毛の方法も視野に入れて、希望の脱毛法を探してみてくださいね。